「薬師丸賢太」処方箋のQRコードの情報をAIで補正する機能をリリースしました
NeoX株式会社(東京都渋谷区 代表取締役 何書勉)が提供する、調剤薬局向け処方箋入力支援AI-OCRサービス「薬師丸賢太」は、処方箋に添付されているQRコードの情報をAIで補正する機能を実装いたしました。
QRコードを読み取った処方箋のうち、6%以上の情報はAI補正により補正・補完した情報をJAHISの形式へ変換し、レセコンへ反映をしています。
AIで補正するポイントは以下となります。
1、QRコードに含まれていない医療機関情報(医療機関名、住所、郵便番号、電話番号)を補完
(参考)
修正前:
(上記はイメージです。)
修正後:
(上記はイメージです。)
2、医師名、患者氏名の文字化けを補正
旧漢字(髙、﨑、栁、德、濵など)の場合は文字化けしてレセコンに反映されるケースがありますが、フリガナなどの情報を基にAI補正し、正しい旧漢字でレセコンへ反映します。
(参考)
3、薬品用量の補正
成分量で記載されている処方箋もAI補正によりレセコンに記録すべき正しい薬価単位へ用量を変換して、レセコンへ反映します。
(参考例)
重質酸化マグネシウムの薬価単位は「g」なので、「2包」を「1g」へ変換しレセコンへ反映します。
ツムラ抑肝散エキス顆粒の薬価単位は「g」なので、「2包」を「5g」へ変換しレセコンへ反映します。
アズノール軟膏の薬価単位は「g」なので、「10本」を「200g」へ変換しレセコンへ反映します。
4、薬品コードの補正
以下のような場合にAI補正します。
・QRにコード内に一般名の記載があり、一般名コードが設定されていない場合は正しい一般名コードを補完します。
・QRにコード内に製品名の記載があり、製品名コードが設定されていない場合は正しい製品名コードを補完します。
・コード種類が設定されていない、もしくは誤って設定されている場合は正しいコードを補正、補完します。
当社はこれからも、医療・薬局業界に関わる企業との連携強化を実施し、新機能や精度の向上を通して、
調剤薬局の業務負荷の軽減、調剤過誤防止に貢献できるよう尽力して参ります。
■ 「薬師丸賢太」とは
「薬師丸賢太」は紙の処方箋情報をOCR(文字情報をデジタル化する)技術を活用し、調剤薬局で利用するレセプトコンピューターへ処方箋内容を高速かつ正確に自動で情報を出力することで、薬局事務の処方箋入力作業を支援するソフトウェアです。
マルチデバイス連携といったユビキタスコンピューティング技術で薬局業務の効率化、処方箋入力作業のミス削減を実現します。